生理中の不快感を解消してくれる月経カップですが、使いやすいと思っている人もいれば「使うのをやめた」という人もいます。
月経カップは慣れれば快適に過ごせますが、手軽に使えるものではなくコツがいるので、まだまだ生活の一部になるには難しいのかもしれません。
経血量が多い2日目で漏れることもあるようです。
使ってみたい!と思っていろいろ調べてみましたが、やめた理由を見ると「なるほど」と思えることばかり。
うまく使えれば生理を気にせず温泉に入れるので便利なんですけどね~。
ちょうど思春期の娘がいるので使わせてみようかなと思っていましたが、本人とじっくり検討しないといけないなと思いました。
月経カップをやめた理由を集めましたので、デメリットを知ったうえで使うことを検討するようにしましょう。
2日目で漏れる時の対処法もあります。
慣れたら温泉にもトライしてみましょう!
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友だちの「吸水ショーツって知ってる?」の言葉をきっかけに、生理用品を調べてみたら「めっちゃ種類あるやん!」ということに気付きました。
女性でも生理用品について知らないことが多く困る場面があるので、知ることで選択肢が増えて少しでも生理中の悩みが減ればいいな~と思っています。
アラフォー主婦、中学生娘と小学生息子の母です。医者や専門家ではないけど、小学6年生から付き合ってきた生理、妊娠、出産を経験しているからこそわかる目線で生理用品について書いています。
私自身は40歳になる頃から生理が2~3ヶ月来ないことが増え、生理になる薬で順調に来るようになったと思ったらまた止まり…を繰り返しています。
もしかしたら40代半ばで閉経するかもしれない状況です。
月経カップをやめた理由|知っておきたいデメリット
月経カップはうまく使えば快適なものですが、デメリットも多いです。
使う前にやめた理由にはどんなものがあるのか知っておいたほうがいいですよ。
経血を溜めるのが不安
月経カップは経血をカップの中に溜めることになります。
4~8時間使えるとパッケージに書いてありますが、本来なら外に出す経血を溜めたまま8時間も大丈夫だろうかと思ってしまいますね。
以前、看護師の友だちとタンポンの話をしていた時に「体の外に出すものを中に止めておくのは体によくない」と言われて納得したことがあります。
経血を数時間溜めている状態なのを不安に思うのがやめた理由です。
外出先のトイレでは無理がある
月経カップは取り出して溜まった経血を捨てることになりますが、出先のトイレでしようと思うとなかなかハードルが高いです。
- 手指を清潔にする
- 月経カップを取り出して経血を捨てる
- 洗ってまた挿入する
取り出したら洗わないといけませんが、個室に手洗いが付いているトイレを探さないといけません。
「みんなのトイレ」を使っても、装着するのに時間がかかるとトイレを長時間占領してしまうのも気が引けます。
靴を履いたまま、服を着ている状態での装着だと血が飛び散ってしまうこともあります。
手も血まみれになるので、あちこち汚してしまうかもしれません。
そんな苦労するぐらいならナプキンのほうが、と思ってしまいますね。
このやめた理由を解決するのはまだまだハードルが高いように思います。
出産後は月経カップが合わなくなる
出産でサイズが合わなくなるのがやめた理由です。
出産前には問題なく月経カップを使っていたのに、出産後に月経カップが合わなくなる可能性があります。
分娩の際に膣管が広がり骨盤底筋が弱くなったり延びてしまいます。そうなると前まで使っていた月経カップでは合いません。
しかも産後は生理が止まるので、しばらく月経カップを使う必要がなくなります。
数ヶ月~1年ぐらい使っていなかったのに、また再開するとなると面倒に感じるかもしれませんね。
そこにサイズも合わなくなったとなると余計に使う気にならなくなります。
子どもがいると使いにくい
月経カップは装着する時に時間がかかります。慣れていても取り出して洗ってまた入れて、とすれば10分ぐらいはかかるでしょう。
小さい子どもがいる時にそんなに長い時間トイレにこもれません。
ママの姿が見えなくなってギャーギャー泣く子もいます。
トイレに入っている間は目を離すことになるので、動き回る子は何をするか危険です。
小さい子がいるからというのがやめた理由ですね。
手間がかかる
月経カップを使うには手間がかかるから、というのがやめた理由でもあります。
月経カップは生理と生理の間、使用前、使用後に煮沸消毒をしないといけません。
膣に入れて経血に触れたものを煮沸消毒って、いくら洗っているとはいえ料理に使う鍋は使いたくないですよね。
となると専用の鍋がいる?
レンジで消毒できる消毒専用のカップもありますが、それを買うか…
しかも「生理になった!」という時に煮沸して…とやってられないですよね。
余裕がある時でないと使えそうにないです。
煮沸消毒した月経カップはしっかり乾燥させて保管しないといけません。
使い捨てのナプキンに比べると何度も使うものなので、面倒ですが衛生面のことを考えて消毒はしっかりしたほうがいいです。
この作業が手間がかかるというのがやめた理由ですね。
合った物を見つける為にいくつも買うのは高くつく
月経カップの値段は2500円~5500円程度です。
1度買って自分に合えばいいですが、合わなくて他の月経カップを買おうと思うと、そう何度も買える金額ではないですね。
ナプキンなら数百円なので試しに買えますし、もし合わなかった場合でも人にあげることもできます。
月経カップは一度使ったものだと人にはあげられません。
長く使っていくためにも自分に合ったものを見つけるまでが大変です。
ネイルをしていると扱いにくい
生理中に月経カップを入れるとなると、少なからず手は汚れます。
膣に指が入るので経血がつくのは仕方ありません。
ネイルをしていたり付け爪をしている人には向いていないアイテムです。
長い付け爪を膣に入れると傷つきますし、キレイなネイルで入れようとは思わないですよね。
2日目で漏れる原因はフィットしていないから!
2日目で漏れる理由で一番考えられるのが月経カップが中でフィットしていないことです。
- サイズが合っていない
- 中でカップがキレイに開いていない
- 思ったより早く経血が溜まっている
月経カップの種類はいろいろあるので、サイズが合っていないのかもしれません。
こればっかりは使ってみて自分に合うものを見つけるしかないですね。
月経カップは膣の中で経血を溜めていくものなので、フィットしていないと漏れるのは仕方がありません。
慣れていないとうまく入れらませんし、中でちゃんと開いているのかもわかりませんよね。
ちゃんと開く入れ方がわかるようになれば2日目でも漏れることなくなります。
4~8時間使えると言われている 月経カップですが、2日目や量が多いと思っていた以上に経血が溜まって漏れる可能性があります。4~8時間って幅がありますもんね。
すぐに溜まってしまうようなら経血を捨てる間隔を短くしてみましょう。
入れ方も何パターンかあるので、自分に合った入れ方を試す必要があります。
カップはそのままでは入らないので折って入れるのですが、折り方もいろいろあります。
- カップのフチをC型に折る「Cフォールド」
- カップのフチをS型に折る「Sフォールド」
- カップのフチの片側をカップ底に折り込む「パンチダウンフォールド」
自分が入れやすいカップの折り方を見つけてくださいね。
慣れてスムーズに使えるようになれば、温泉旅行に行っても生理を気にせず楽しめますよ。
漏れる時の対処法|多い日は避けてナプキンと併用してみて
2日目や量が多い時、どうしても漏れる時の対処法です。
外出先で困らないように対処法を知っておくのは大切ですよ。
ナプキンを併用する
2日目に月経カップを使っていても漏れる場合はナプキンを併用しましょう。
主に月経カップに溜まるので、そこまでナプキンに大量に付くことはありません。
夜用や多い日用のナプキンではなく、軽い日用やパンティライナーでいけますよ。
それで追いつかないぐらい漏れるようなら、 月経カップがうまく開いていない可能性が高いです。
多い日は避ける
経血の量は個人差があります。
どうしても漏れる場合は、経血が多い2日目3日目の使用は避けるようにしましょう。
快適に過ごすための経血カップなのに、漏れることでストレスになってしまっては意味がありません。
割り切って量が多い時は使わないようにするのも方法の1つです。
時間に余裕がある時に着ける
月経カップは着けるのにコツがいります。
出かける前だと時間が気になり焦ってうまく入れられないかもしれません。
2日目など量が多い時は特に入れにくいですね。
うまく入らないと漏れる原因になります。
時間に余裕がある時に着けるようにしましょう。
慣れてくればすぐ着けられるようになりますよ。
潤滑ゼリーを使う
膣が乾燥していると入りにくく、無理矢理入れようとすると痛いし傷がつくこともあります。
潤滑ゼリーを使うとスムーズに入りますよ。
スムーズに入ってキレイに開けば漏れることはありません。
入れた後に腰を回す
月経カップを入れた後に、腰を回してみてください!フラフープを回す要領です。
その時に開いてなかったカップがパコっと開くこともありますし、うまくフィットしていないと違和感を感じます。
2日目の量が多い時でもフィットすれば漏れることはなくなりますよ。
装着したら腰をぐるっと回す、を習慣にしてみてください!
メリットはゴミが出なくて経済的だし不快感がない!
月経カップのやめた理由を挙げてきましたが、もちろんメリットもあります!
デメリットを知ったうえでメリットをとって使うか、意見の分かれるところですね。
ゴミが出ない
月経カップは何度も使えるのでゴミが出ません。
ナプキンだと女性が多い家庭ではゴミが大量に出ますよね。
その点、月経カップはゴミが出ず環境にやさしいです。
経済的
月経カップの値段は5000円前後するものが多く、買うには少し抵抗がある値段です。
しかし1回買ってしまえばずっと使えるのでナプキンのように、
- 毎月買う
- 大量に買ってストックしておく
- 急に生理になった時にストックがなくて焦る
といった心配がありません。
洗い替え用にもう1つと、漏れるのが心配な時用にナプキンを用意しておくぐらいでいいです。
長い目で見れば、ナプキンを買う必要がなくなるので経済的です。
不快感がない
ナプキンを使用していると様々な問題があります。
- ムレる・かゆい
- 臭いが気になる
- 出てきた感触がある
- 肌に合わない
- ズレて漏れる
今ではたくさん種類があって選べるナプキンですが、使っている時の不快感はどうしても消せません。
その点、月経カップは中で経血が止まっているので不快感を感じず過ごせます。
これが月経カップを使う1番のメリットではないでしょうか。生理中の不快感がなくなるのは女性にとってとても重要です。
月経カップをおりものに使うのはよくない理由について書いています。
月経カップで温泉に入れる?生理を気にせず入浴できる理由
月経カップを使えば2日目3日目でも経血が漏れるのを心配せず温泉に入れます。
生理を気にしなくていい具体的な理由を見ていきましょう。
タンポンより快適
温泉やプールに入る時に生理になってしまった時の対処法としてタンポンがありますが、タンポンはヒモが見えてしまいますよね。
プールなら水着を着ているのでいいですが、温泉では裸なので隠せません。
実際私も温泉に行った時にヒモが出ている人を見たことがあります。
見えるとあまり気持ちいいものではないですよね…
いざ自分がタンポンを使うと、ヒモが気になって気になって温泉を楽しめなかったこともあります。
ばんそうこうでヒモを内ももに貼るやり方も聞いたことはありますが、はがす時痛いしそれでも完全には隠せません。
またヒモからお湯を吸収するので衛生面でも気になります。
量が多い時はヒモまで経血がにじんでいることもありますし、タンポンだと100%安心して入れませんよね。
月経カップなら膣の中に全部入っているので外から見えることはありませんし、漏れることもないので安心です!
お湯が入ってくる心配もありません。
タンポンよりも快適に温泉に入れますよ!
荷物が少なくてすむ
月経カップはカップの中に溜まった経血を数時間ごとに捨てて洗ってまた装着するので、ナプキンのようにたくさん持って行く必要がありません。
ナプキンだと夜用と昼用、なくなったら困るから予備、と入れていたら結構かさばります。
しかもいくつかは持ち歩かないといけないので、バッグの中で場所を取ります。
温泉旅行の時に生理になったらそれだけで荷物が増えますが、月経カップなら着けているカップだけで荷物は何もいりません。
脱衣所や洗い場で経血が漏れない
月経カップを着けていれば膣内で経血を溜めている状態なので、脱衣所で服を脱ぎ着する時や洗い場でカラダを洗っている時に漏れる心配がありません。
湯船に浸かっている時は漏れなくても、あがる時にドバっと出てしまうこともありますよね。
月経カップならそんな心配もいりません。
せっかく温泉に浸かってリフレッシュしているのに漏れると焦りますし、他の人も不快に感じます。
経血が漏れる心配をせずに温泉に入れるのが、月経カップの最大のメリットです!
試してみたい日本製の月経カップ
「外国製の月経カップはなんだか合わなさそうで使いずらい」と思っているなら、日本製の月経カップがあるので試してみてください。
もしやめた理由が外国製を使っていたからという場合は、日本製だとフィットするかもしれません。
ソフィ・ソフトカップ
生理用品のメーカー「ソフィ」の月経カップです。
持ち手がリングになっていて取り出しやすく、日本人女性の体にフィットするように作られているので安心して使えますよ。
最大8時間使えて、3年間は繰り返し使えるのでとても経済的でエコです!
ROSE CUP(ローズカップ)
ROSE CUPは最大12時間使用できる月経カップです。
12時間だと朝装着すれば夜までいけますね!
日本人女性の体に合うように外国製のものよりひとまわり小さく作られています。
徹底的に使いやすさを研究して作られた月経カップです!
Fairy Cup(フェアリーカップ)
Fairy Cup(フェアリーカップ)はデザインが3種類あり、名前の通りとってもかわいい月経カップです!
憂鬱な生理の時はアイテムがかわいいと気持ちが上がりますよね。
かわいいものが好きな女性に使ってもらいたい月経カップです。
月経カップ以外の快適生理用品
月経カップ以外にも生理の時を快適に過ごすアイテムがありますので、月経カップを使うのを諦めた方はこちらの生理用品を試してみてください。
ソフィ・シンクロフィット
ソフィのシンクロフィットはナプキンの上に載せて使うパッドです。
2時間分の吸収力を追加できるので、経血が多い人には助かる商品ですよ。日中も夜用の大きいナプキンを付けているとゴワゴワしますよね。
膣からおしりにかけてフィットするので、ドバっと出るイヤな感触が減ります。
2日目でもしっかり吸収してくれますよ!
しかもトイレに流せるのでとてもラクチン!
薄めのナプキンにプラスするだけで多い日の不安を軽くすることができます。
給水型サニタリーショーツ
給水型サニタリーショーツとは、ナプキン一体型のショーツのことです。
ナプキンを付けなくてもショーツに給水機能が付いているので、履くだけでいけちゃいます。
洗って何度も使えるので経済的ですし、なんといってもナプキンのゴワゴワ感がなく快適に過ごせます!
サイズもXS~3Lと幅広くあり、デザインもアウターに合わせたり吸収力があるものなど、とにかく女性が履きやすいように作られています。
(量が多い時にはナプキンやタンポンと併用をおすすめします)
履くだけで生理中を過ごせるのはラクだし簡単だし、快適ですね!
デメリットを理解したうえで使いたい月経カップ
月経カップをやめた理由を集めてみました。
便利ではありますが、使う時にどうしても手間がかかってしまうのが最大のデメリットですね。
- 経血を溜めるのが不安
- 外出先のトイレでは無理がある
- 出産後は月経カップが合わなくなる
- 子どもがいると使いにくい
- 手間がかかる
- フィットしていないと2日目で漏れる
外出先のトイレで血まみれになるとせっかくのお出かけもテンションが下がってしまいます。
慣れてきて家で装着して出かけて、帰るまで外さないのが一番ラクな使い方ですね。
慣れれば生理中でも気にせずに温泉に入れるので便利ですよ!
使い方がわかれば快適な月経カップですが、やめた理由もしっかり理解してから使うようにしましょう。
デリケートゾーンは正しくお手入れをしないと黒ずみや臭いの原因になります。
「アウトクリア」はデリケートゾーン専用のケア商品で、2~3日に1回これでケアすることでトラブルを回避できますよ!
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