経血で汚れた下着やシーツは、落とし方に苦労しますよね。
朝起きた時だと時間もないしバタバタしてしまいます。
生理の時に血がついた衣類は、お湯での取り方をしてはいけません。血はお湯で固まる性質があるので逆に落ちなくなってしまいます。
なるべく簡単に経血の汚れを落としたい!
そんなあなたに生理の血で汚れた時に覚えておきたい簡単な落とし方をご紹介します。
意外な物での取り方もあるんですよ。
普段から漏れないように工夫するのも大事です。
友だちの「吸水ショーツって知ってる?」の言葉をきっかけに、生理用品を調べてみたら「めっちゃ種類あるやん!」ということに気付きました。
女性でも生理用品について知らないことが多く困る場面があるので、知ることで選択肢が増えて少しでも生理中の悩みが減ればいいな~と思っています。
アラフォー主婦、中学生娘と小学生息子の母です。医者や専門家ではないけど、小学6年生から付き合ってきた生理、妊娠、出産を経験しているからこそわかる目線で生理用品について書いています。
私自身は40歳になる頃から生理が2~3ヶ月来ないことが増え、生理になる薬で順調に来るようになったと思ったらまた止まり…を繰り返しています。
もしかしたら40代半ばで閉経するかもしれない状況です。
経血汚れの簡単な落とし方|早めに水洗いするのがベスト
経血の汚れの落とし方は、早いうちに水洗いするのが一番いい方法です。
時間が経つと血は酸化によって頑固になり落ちにくくなります。
また、血液中のたんぱく質はお湯でも固まってしまうので、経血汚れを落とす時にはお湯は使ってはいけません。
取り方を間違えると逆に落ちにくくなってしまうので要注意です。
冬の寒い時期は厳しいですね…
すぐに水洗い
生理中に血がついてしまった衣類はすぐに水洗いするのが正しい落とし方です。
時間が経つと血液中のたんぱく質が酸化して固まり落ちにくくなります。
お湯でも血液中のたんぱく質が固まるので、水で洗わないといけません。
30℃以下の水での取り方をしましょう。
お湯を使わず早めに洗うのがポイント
すぐに洗えず時間が経った場合「セスキ炭酸ソーダ」
時間が経ってしまった経血汚れの落とし方には、『セスキ炭酸ソーダ』が効果的です。
セスキ炭酸ソーダは炭酸ナトリウムでできているアルカリ剤で、重曹よりも油汚れに強く水に溶けやすい性質です。
お店では、重曹やクエン酸の近くに置いてあることが多いですよ~
スプレーにしておく
スプレーボトルに入れて作っておくとすぐ使えて便利です。
セスキ炭酸ソーダを小さじ1~2と水500ml入れてよく振って粉が溶ければ、セスキ炭酸ソーダスプレーのできあがりです。
洗う時にスプレーすればいいので1回作ればさっと使えてお手軽な取り方ですね。
水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かしてセスキ炭酸ソーダスプレーが完成
浸け置き
浸け置きでの落とし方は、300mlの水に粉末のセスキ炭酸ソーダ小さじ1を目安に溶かして使います。
経血がついている部分を水に浸けて30分~3時間おいて手洗いし、その後は洗濯機でいつも通り洗濯するとキレイになりますよ。
300mlの水にセスキ炭酸ソーダを小さじ1溶かし、30分~3時間浸けて洗う
布団やシーツ
布団なシーツに経血がついた時の落とし方です。
- 布団の経血汚れに、スプレーでセスキ炭酸ソーダを拭きかける
- 塗れたタオルでトントンと叩く
- 汚れがなくなるまで繰り返す
布団はなかなか洗えないので、生理の時に血がついてしまったらすぐに対処しましょう。
経血用の洗剤を使う
経血用の洗剤もあるので、1つ置いておくといざという時に安心ですね。
浸け置き
水500mlに役10mlを溶かし、約20分浸けてから洗いすすぐ
洗濯機洗い
手袋をつけて、経血汚れに適量の洗剤をつけ軽くもみ洗いした後、洗濯機で洗う
経血だけではなくおりものでの汚れにも使えるので、生理の時以外の取り方もできて便利です。
サニタリーショーツは経血が落ちやすい
生理の血は、普段履いているショーツより生理用のサニタリーショーツのほうが落ちやすいです。
サニタリーショーツはナプキンをつけるマチ部分に、ポリエステルなどの合成繊維が使われていることが多く、経血がついても落としやすい仕様になっています。
取り方が簡単なので生理の時に血が漏れてショーツにつきやすいなら、サニタリーショーツを使うようにするといいですよ。
サイズが合っていないとナプキンがズレて漏れる原因になるので、自分に合ったショーツをつけてくださいね。
経血の取り方で使える意外な物
経血の汚れを落とせる意外な物があるのでご紹介します。
セスキ炭酸ソーダも経血用洗剤もない時に代用できる取り方ですよ!
大根おろし
実は経血汚れの落とし方に大根おろしが効果的なんです!
大根おろしには「ジアスターゼ」が含まれておりたんぱく質を分解してくれるので、血の汚れを落とせるんです。
取り方としては、おろしたての大根おろしを使いましょう。
- 大根おろしを作る
- 大根おろしをガーゼで包む
- 経血がついている部分を優しく叩く
- 水で洗う
簡単な取り方ですよね~
メイク落としシート
メイク落としシートもたんぱく質を分解するので経血の汚れを落とせるんですよ。
水洗いをしなくてもいいのがメイク落としシートの取り方のラクなところです。
朝時間がない時・旅行先などでも手軽に使えるので、常に持っておくと安心ですよ。
時間が経った経血は落ちにくくなるので、早めに落とすように。
食器用洗剤
食器用洗剤でも経血を落とすことができます。
衣類についた経血の落とし方は、少し食器用洗剤をつけてもみ洗いするだけ!
時間が経って乾いた血を取る時にも使えます。
布団についた血の汚れの取り方は、経血部分を塗れタオルで濡らし、少しだけ食器用洗剤をつけてポンポンと濡れタオルで叩きます。
落とし方で注意が必要なのは洗剤をつけすぎないこと。
布団は水洗いができないので、つけすぎると洗剤がいつまでたっても取り切れません。
布団が泡だらけにならないように気をつけてください
マジックリン
マジックリンも大根おろしに入っているアミラーゼと同じような成分が入っているので、経血を分解して落とす効果があります。
- マジックリンを薄めずそのまま経血汚れに吹きかける
- しばらく放置して汚れが浮いてきたら洗う
- その後はいつも通り洗濯機で洗う
薄めずにそのまま使える落とし方なのがラクチンですね!
漏れる原因を考えて対処するのも大事
生理の時の経血汚れの落とし方をまとめました。
経血の取り方ではお湯で洗ってはいけません。なるべく早く水で洗うのが一番いい方法です。
すぐに洗えず時間が経ってしまった場合は、セスキ炭酸ソーダや経血用の洗剤を使って洗いましょう。
意外なものでも経血汚れの落とし方に効果的なものがあるんですよ。
- 大根おろし
- メイク落としシート
- 食器用洗剤
- マジックリン
どれかは家にあるはずなので、セスキ炭酸ソーダや洗剤がない時に試してみてください!
頻繁に生理の血が漏れるようなら漏れる原因を考えて対処するのも大事なことです。
漏れなければショーツや布団は汚れません。
ショーツのサイズや使っているナプキンを見直して、自分に合ったものを使うようにしましょう!
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