タンポンをトイレに流してしまったら焦りますよね。
タンポンやナプキンは、経血を吸収するように作られており水に溶けないのでトイレに流してしまったら詰まるおそれがあります。
子どもが初めてタンポンを使う時にはトイレに流さないように教えてあげましょう!
娘はタンポンを始めて使った時に「これトイレに流していいの?」と聞いてきました。
子どもは知らないとタンポンをトイレに流してしまいますよ!
もしタンポンをトイレに流してしまったら、まずは詰まっているか確認をするのが大切です。
バケツの水をゆっくり流して、水かさが増えず流れていれば詰まっていません
水かさが増えてきたら詰まっています
タンポンをトイレに流してしまった時に詰まった場合の対処法がありますので、いざという時のために覚えておいてください。
どうしても自分で詰まりを解消できない場合は、業者にお願いしましょう。
\日曜・休日・夜間も対応!/
タンポンをトイレに流してしまった時の対処法
タンポンをトイレに流してしまった時は、まずトイレが詰まっていないか確認しましょう。
初めてタンポンを使う時に説明書を読まず「流してはいけない」ことを知らない人もいます。
ナプキンよりコンパクトだから流しても大丈夫と思ってしまいそうですね。
股の間から取り出すので、使用後はそのままポトッとトイレに捨てられると勘違いもしそうです。
説明書はちゃんと読もうね
今までは運よく流れていただけでトイレが詰まる可能性があるので、タンポンは絶対に流さないようにしましょう。
タンポンをトイレに流してしまった時の対処法は次の通りです。
- 詰まっているかチェック
- ラバーカップ(すっぽん)を使う
- ワイヤーブラシを使う
- 手で詰まりを取る
- 業者に頼む
それぞれ詳しく説明していきます。
まずは詰まっているかチェック
タンポンをトイレに流してしまった場合は、まずは詰まっているかをチェックしましょう。
トイレに流してしまったからといって、必ずしも詰まるわけではありません。
詰まっているか確認する時はレバーやボタンで水を流すのではなく、バケツに入れた水をゆっくり便器に流してください。
バケツでゆっくり水を流して、水位が上がらなければ詰まっていません。
水位が上がってきたら詰まっていますので対処が必要です。
ラバーカップを使う
ラバーカップは「すっぽん」の名称で知られているアレです。
ホームセンターに売っていますので、いざという時のために家に置いておくと安心です。
ラバーカップは押して詰まりを取ると思っている人が多いかもしれませんが、勢いよく引っ張った時の吸引力で詰まりを取ります。
タンポンをトイレに流してしまった時、詰まっていそうならまずはラバーカップを試してみるといいですよ。
- ゴミ袋に穴を開けてラバーカップを通します
- 便器にゴミ袋をかぶせます
- ラバーカップを排水口の穴にぴったりはめて、ゆっくりと押し込みます
- 力を抜いてグッと引き抜いてください
これを何度か行い、バケツで水を流してスムーズに流れていれば詰まりは取れています。
ラバーカップを引き抜いた時に水が飛び散ることがあるので、ビニール袋をかぶせておけば防げますよ。
ワイヤーブラシを使う
ラバーカップで取れない詰まりには、ワイヤーブラシで解消できる場合があります。
ワイヤーを排水口の中に通して回しながら、トイレに流してしまった詰まりを削るイメージです。
もしくは先に詰まりを引っかけ、引き出します。
がっちり詰まっているとワイヤーブラシでは取れないかもしれません。
奥まで入れすぎると引っかかって抜けなくなる可能性があるので、やりすぎないようにしてください。
手で詰まりを取り除く
トイレに流してしまったタンポンが浅い所で詰まっているなら、手を突っ込めば取れるかもしれません。
ビニール袋やゴム手袋をして詰まりを探ってみましょう。
手の汚れは洗えば落ちるので、汚いと考えず詰まりの解消に専念してください。
業者に頼む
自分でなんとかしようとしたけど無理だと思ったらすぐに業者を呼んで見積もりを出してもらいましょう。
無理をしてトイレを破壊するよりも、業者に頼むほうが安心で早いです。
何社か比較するために見積もりを取るなら、より早く呼ばないといつまで経ってもトイレが使えません。
トイレにタンポンを流してしまったら、割り切って業者に頼んでください。
タンポンは水に浸けると膨らむ【写真あり】
タンポンは経血を吸収すると膨らみます。
もしタンポンをトイレに流してしまったら…
↓この写真はタンポンを水に浸けた状態です。
右が水に浸けていないタンポン、左が浸けたタンポンです。
浸ける前に比べるとだいぶ膨らんでいますよね。
しかも水に浸けてすぐに膨らんだよ
トイレの配管の中でこの状態になると考えると…恐ろしい…
しかもタンポンはヒモが付いているので細かいゴミが引っかかりやすいです。
小さいから大丈夫だろうと思って流していると、いつか詰まる時がきますよ。
生理用品を使用後に流すのはダメ!(シンクロフィットは流せる)
生理用品はトイレに流してはいけません。
唯一流していいのはシンクロフィットで、他のナプキンやタンポンはトイレには流せません。
ユニ・チャームの公式サイトにも「流せない」と書いてあります。
トイレには流せません!アプリケーターや個包装、吸収体は、トイレに備え付けのサニタリーボックスなどに捨ててください。
ユニ・チャーム公式サイトより
また一般社団法人 日本衛生材料工業連合会のサイトにもタンポンはトイレに流せないと明記しています。
Q. タンポンは水洗トイレに流せますか?
タンポンは、脱脂綿やレーヨン綿で作られており水には溶けません。排水パイプや浄化槽を詰まらせる原因となりますのでトイレに流すことはできません。紙などに包んでゴミとして処理してください。
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会サイトより
小さいと思っていてもタンポンは水を吸収すると膨らみ、分解されずに配管に残ると詰まります。
トイレに流してはいけない物
トイレにはなんでも流せるイメージがあるかもしれませんが、流していいのは基本的に排泄物とトイレットペーパーだけです。
水に溶けやすくすぐに分解されるからです。その他のものは分解されにくいので流してはいけません。
トイレに流してはいけないものの代表例をまとめておきますので、これからは流さないようにしましょう!
- ティッシュペーパー・ウェットティッシュ
- 綿棒
- 猫の排泄物
- 残飯
ティッシュペーパー・ウェットティッシュ
実はティッシュペーパーはトイレに流してはいけません。
トイレに流してしまった人は多いんじゃないかな
トイレットペーパーは水に溶けやすいように作られ、ティッシュペーパーは破れにくく強く作られています。
トイレットペーパーを濡れた手で触ったら、すぐに破れてなかなか取り出せない経験をしたことはないですか?
反対にティッシュペーパーは鼻をかんでも破れませんよね。
同じ紙でも強度が全然違うんです。
数枚流す程度では詰まらないですが、習慣的に流しているとそのうち詰まる可能性が高いのでトイレにティッシュペーパーは流さないようにしましょう。
ウェットティッシュも使用後にトイレに流すものではないので、水に溶けないように作られています。
流してもいいと勘違いしている人が多いですが、水に溶けない作りになっていることを知ってトイレに流さないようにしましょう。
綿棒
綿棒をトイレに流すと排水管に引っかかる可能性があるので流してはいけません。
引っかかっている綿棒にさらにトイレットペーパーや便が引っかかり、詰まりの原因になります。
特にプラスチックの綿棒だといつまで経っても溶けません。
小さくて細いからとトイレに流さないようにしてください。
小さいからうっかりトイレに流してしまったことがある人は多いかもしれないね
猫の排泄物
猫の排泄物はトイレに流してはいけないと言われています。
人間の便と違って硬くて溶けにくく、詰まりの原因になります。
毛づくろいをした毛が便の中に入っていて、余計に分解されにくくなっているのも原因のひとつです。
同じ便だからと、トイレに流してはいけません。
また、猫砂を流したい場合は「トイレに流せる」と書いてあるものを使いましょう。
残飯
残飯も水に溶けにくく詰まりやすいのでトイレに流してはいけません!
マンガやドラマで残飯をトイレに捨てるシーンを見かけますが、詰まる原因になりますよ……
野菜くずは配管に引っかかりやすいですし、油は冷えて固まります。固まった油が配管の壁に付くと水の流れが悪くなり、ゴミが溜まりやすくなります。
同じような理由で、食べてすぐにトイレで吐くのもよくありません。
タンポンを流してしまった時はまずチェック!
タンポンをトイレに流してしまったら、まずは詰まっていないかを確認しましょう。
タンクの水やボタンで流すのではなく、バケツに入れた水をゆっくり流して水位が上がらなければ詰まっていません。
水位が上がってきたら詰まっています。
自分でできる対処法は以下の方法です。
- ラバーカップを使う
- ワイヤーブラシを使う
- 手で詰まりを取る
- 業者に頼む
自分ではどうにもできないと思ったら無理をせず、業者に頼んでくださいね。
タンポンは、使用後はトイレットペーパにくるんで可燃ごみとして捨てましょう。
くれぐれもトイレに流して詰まらせないようにしてくださいね。
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